転職は誰もが検討したことがあるもの…私も転職経験者ですが、事前準備が重要であると痛感しました。
これから初めて転職を検討している方に、事前に準備すべき内容をポイントに絞ってまとめたので、お気軽に読んでいただければと思います。
1. 転職サイトに登録する
『転職サイト』は、様々な求人を閲覧できるサイトです。採用者(求人側)が掲載料を支払うモデルなので、利用者(求職側)は無料で利用できます。
転職を検討する場合は、ほとんどの方が転職サイトの登録をしているでしょうが…
主な総合転職サイトは…
などがあり、他にも…
のように、サービス内容も多様化しています。
Q.転職サイトは登録したほうがよい?
Q.おすすめの転職サイトはどこ?
Q.ハローワークの求職登録はしたほうがよい?
2.転職エージェントに登録する
『転職エージェント』は、面接調整や条件交渉など転職をサポートしてくれるサービスです。採用者(求人側)が採用による成功報酬をエージェント側に支払うモデルなので、利用者(求職側)は基本は無料で利用できます。(一部、利用者が支払うサービスもあります)
主な総合転職エージェントは…
- 『リクルートエージェント』求人数・転職支援数もNo.1!
- 『マイナビエージェント』20〜30代の転職支援に強い!
- 『JAC Recruitment』外資への転職支援に強い!
などがあり、他にも特化型として…
- ハイクラス向け(例:ビズリーチ、キャリアカーバー等)
- 薬剤師向け(例:薬キャリ、マイナビ薬剤師等)
- 経理人材向け(例:MS-Japan、ジャスネットキャリア等)
など、管理者向けや専門職特化型のエージェントも増えてきています。
Q.転職エージェントは利用したほうがよい?
Q.転職エージェントを使うメリットは?
Q.転職エージェントを使うデメリットは?
Q.リクルートエージェントを使った感想は?
Q.他のエージェントはどう?
Q.エージェントは何社ぐらい登録したほうがよい?
『転職エージェント』に興味がある方は以下をどうぞ!
-
【体験談】使ってよかった転職エージェント|利用するコツ!
続きを見る
3.履歴書・職務経歴書を作成する
履歴書や職務経歴書は、急に用意すると雑になってしまい、自分の良さを伝えきれないので、事前に余裕をもって作っておきましょう。
① 履歴書を作成する
ほとんどの方が作成したことがあるでしょうから、特別レクチャーすることはないですが、採用側の視点でいくつかアドバイスします。
『履歴書』の用紙を買ってきて手書きで提出される方もいますが、複数の企業に提出することを考えるとWordかExcelで作成されたほうがよいです。検索すれば参考雛形も見つかるのでトライしてください。
『履歴書』の写真は重要です。書類選考時は職歴を優先してみますが、写真に印象も合否に影響します。仮に面接に進んだとしても、面接官も写真の印象からバイアス(偏った見方)がかかってしまい不利になります。手を抜かず写りのよい写真を用意してください。
② 職務経歴書を作成する
転職経験がない方は、『職務経歴書』は馴染みがないと思います。新卒採用の場合は履歴と言えば学歴ぐらいですが、転職となれば前職の職歴があるので、履歴書だけでは表現しづらいでしょう。
また、多くの企業で履歴書にあわせて『職務経歴書』も提出を求めますので事前に作っておきましょう。もちろん、履歴書と同様でWordもしくはExcelで作ってください。
Q.職務経歴書は何を書けばよい?
例)『リクルートエージェント』職務経歴書の書き方ページは以下より
https://www.r-agent.com/guide/article564/
Q.職務経歴書を書く上で重要な点は?
- 自分を自慢するように書く(▶︎謙虚に書かれると、評価しにくい)
- 一番自信があることをアピール(▶︎長所がわかりやすく、質問しやすい)
- 数値実績は具体的に書く(▶︎興味があるので、詳細を聴きたくなる)
【補足】退職願を作成する
本質的には事前に準備するものではないですが、いざ転職先が決まった場合は退職意思を会社に伝えないと退職日が決定しないので、速やかに退職願を提出する必要があります。
理由と日付以外を空けた状態の雛形を事前に作っておくとよいでしょう。
もちろん、上司との面談で口頭で伝えることはダメではないですが、上司から人事部門への伝言ゲームで話がズレていき、トラブルに発展するケースも少なくないです。
必要な方に必要な情報が届くように、退職願は書面で用意したほうが無難です。
【補足】転職活動を退職後にする場合は?
退職してから、転職するまでに間がある時は以下の手続きが必要です。
① 雇用保険(失業手当)の手続き
退職後、転職先が決まっていないのなら雇用保険(失業手当)の申請はしておきべきです。
退職理由によって、受給要件は変わってきますが…
- 自己都合退職(転職が理由の場合はこちら)
- 会社都合退職(希望退職、解雇など)
転職される場合は『自己都合退職』に該当するので…
離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること
補足)被保険者期間とは、雇用保険の被保険者であった期間のうち、離職日から1か月ごとに区切っていた期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日以上ある月を1か月と計算します。
引用元:ハローワークHP記載の受給要件より
上記に当てはまる方は手続きをしましょう。
失業手当の手続き
詳細は、以下の『ハローワーク』案内ページより
② 健康保険の手続き
退職すると健康保険の資格が喪失するので、手続きが必要となります。
とるべき手続きは以下の2つ
- 国民健康保険に加入(住民票がある市町村)
- 健康保険の任意継続(退職時に加入していた保険組合)
任意継続とは?
社会保険に2カ月以上継続加入している場合、2年間保険加入を継続させられる制度です。特に給与が高い方や扶養家族がいる方は任意継続のほうが保険料が安くなりやすいです。
注意点は
- 退職から20日以内に手続きをしないといけない
- 滞納すると資格が即喪失(厳しいです)
例として、以下の『協会けんぽ』の退職後についてのページより
いずれにしても、何をしないといけないか事前準備をしておいたほうが無難です。
③ 年金の手続き
退職後しばらく転職しない場合は年金の手続きが必要です。実際は何もしなくても年金機構から郵送で連絡がくるので、その連絡が届いてから動いても遅くはないですが、何をしないといけないかという情報は事前に頭に入れておいたほうがよいです。
国民年金の手続き
詳細は、以下の『日本年金機構』会社を退職した時の手続きのページより
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140710-03.html
④ 税金の手続き
年金同様に、しばらく転職しない場合は税金の手続きは必要です。これも年金と同様ですが、市町村から郵送で連絡が届くので、その連絡から動いてもよいですが、必要な情報を得ておきましょう。
豆知識として…
- 特別徴収(▶︎企業が税金を給与天引きして代わりに納税する)
- 普通徴収(▶︎自らが市町村に納税する)
会社に在籍している時は、企業が特別徴収で納税してくれていましたが、退職したら自分が直接納税しないといけません。その後転職した場合、普通徴収から特別徴収への切り替えは企業から届出の提出が必要になります。詳細については、転職先の人事部門に問合せてください。
あと、注意点として…
年内(手続きを考えると11月末)に転職しない場合は、企業での年末調整ができないので、確定申告をする必要があります。特別徴収の場合、比較的多めに天引きされているケースが多く、還付される場合もあるので、忘れず確定申告をしてください。
最後に…
① 転職活動は在職中にやるべし!
退職してから転職活動する場合、無収入の期間が発生します。蓄えが十分にある場合はよいのですが、いろいろと不都合が生じます。
- あせりから、希望から外れた企業で妥協しがち…
- 無収入なのに、お金を払う手続きのやるせなさ…
など、とにかくメンタルにきます。何事も心の余裕が大事です。
② 友人に相談すること!
自分の人生に悔いを感じず、何事も突き進める方は不要ですが、ほとんどの方が自分の中で考えてしまい、いろんなことに盲目になってしまいます。
自分の意見を曲げる必要はないですが、客観的意見をもらったほうがよいです。背中を押してくれる時もあれば、本気で止めてくれることもあります。味方の意見は勇気になります。
採用側、転職側の双方を経験した意見です!
参考になれば幸いです!
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【体験談】使ってよかった転職エージェント|利用するコツ!
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