知っておくべきExcelスキル
一部転職サイトでExcelスキルの習得チェックに使っている項目を抜粋しました。
1.『四則演算』
計算の基礎『足し算・引き算・掛け算・割り算』のことです。
上記の掛け算を例として、売価×販売数=売上を求めるので…
- I列の13段目のセルに売上を表示させたいから、そのセルを選択
- 【shift】キーを押しながら、『=(イコール)』を入力
- 売価があるG列13段目のセルを選択
- 【shift】キーを押しながら、『※(アスタリスク)』を入力
- 販売数があるH列13段目のセルを選択
- 【Enter】キーを押すと、そのセルに売上が表示
2.SUMPRODUCT 関数
『SUMPRODUCT(サム・プロダクト)』
範囲(配列)に対する指定の要素部分の積を求められます。
上記を例として、3日間の売上を求めるため、D列とE列の積の合計を求めるので、
- F16のセルに売上を表示させたいから、そのセルを選択
- 【shift】キーを押しながら、『=(イコール)』を入力
『SUMPRODUCT』と入力 - 【shift】キーを押しながら、『( …かっこひらき』を入力
- 一つ目の範囲であるD7のセルからD15のセルまで範囲指定
- 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- 二つ目の範囲であるE7のセルからE15のセルまで範囲指定
- 【shift】キーを押しながら、『 ) …かっことじ』を入力
- 【Enter】キーを押すと、そのセルに3日間の売上が表示
※上部『数式タブ』を使うと入力は楽ですが、覚えるために入力形式で表現しています。
3.IF 関数
『 IF(イフ)』
設定した条件を満たした時に表示させる関数です。
※複数条件のネストが不要になる『 IFS』関数も2016年にリリース。
上記を例として、K氏が予算達成しているかを表示したいので
- E16セルに『達成=○、未達成=×』を表示させたいから、そのセルを選択
- 【shift】キーを押しながら、『=(イコール)』を入力
『IF』と入力 - 【shift】キーを押しながら、『( …かっこひらき』を入力
- 予算以上を真とするため、
実績であるD16のセルを選択
【shift】キーを押しながら、『>=』を入力
予算であるC16のセルを選択 - 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- 真=○とするため、『○』を入力
※文字列の場合は、最初と最後に【shift】キーを押しながら、『 "(ダブルクォーテーション)』を入力 - 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- 偽=×とするため、『×』を入力
※文字列入力の場合は、最初と最後に【shift】キーを押しながら、『 "(ダブルクォーテーション)』を入力 - 【shift】キーを押しながら、『 ) …かっことじ』を入力
- 【Enter】キーを押すと、そのセルに結果反映が表示
※上部『数式タブ』を使うと入力は楽ですが、覚えるために入力形式で表現しています。
4.IFERROR 関数
『IFERROR(イフ・エラー)』
関数でエラー値が出た場合、その値を『0』や空白に返す時に使います。
※『ISERROR』関数より簡単に入力できます。
上記を例として、各部屋の1日あたり金額をを求めたいので
- E16セルに1日あたりの金額を表示させたいから、そのセルを選択
- 【shift】キーを押しながら、『=(イコール)』を入力
『IFERROR』と入力 - 【shift】キーを押しながら、『( …かっこひらき』を入力
- 1日あたりの金額を求めるから
月額のC16を選択
『 /(スラッシュ)』を入力
利用日のD16を選択 - 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- エラー場合のは0(ゼロ)とするため、『0(ゼロ)』を入力
- 【shift】キーを押しながら、『 ) …かっことじ』を入力
- 【Enter】キーを押すと、そのセルに1日あたりの金額が表示され、エラーの場合は『0』が表示される
※上部『数式タブ』を使うと入力は楽ですが、覚えるために入力形式で表現しています。
5.VLOOKUP 関数
【VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)】
指定した範囲内で、垂直(Vertical)に検索し、条件が一致するデータを探せます。
※指定した範囲で、水平(Horizon)に検索する『HLOOKUP』関数もあります。
※垂直・水平の双方検索ができる『XLOOKUP』関数も2019年にリリース。
上記を例として、社員番号から居住地(県)を求めたいので
- 【shift】キーを押しながら、『=(イコール)』を入力
『VLOOKUP』と入力 - 【shift】キーを押しながら、『( …かっこひらき』を入力
- 検索する社員番号があるB6セルを選択
- 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- 検索範囲であるB9からK11まで範囲選択
- 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- 検索範囲内で左から8列目の居住地(県)を調べたいので、『8』を入力
- 次を選択するため、『 ,(コンマ)』を入力して区切る
- 検索の型は完全一致にするので、『FALSE』を入力
- 【shift】キーを押しながら、『 ) …かっことじ』を入力
- 【Enter】キーを押すと、対象社員番号の居住地(県)が表示される
※上部『数式タブ』を使うと入力は楽ですが、覚えるために入力形式で表現しています。
6.ピボットテーブル
データベースを集計する機能です。クロス集計をすれば、いろんな属性を分析できます。
上記を例にとして、ある期間における日付ごと、かつ店舗ごとの合計金額を求めたいので
- 集計するデータベースを用意
- 上部『挿入タブ』にある『ピボットテーブル』をクリック
- 指定範囲を選択(タイトル行・列も忘れず含める)
- 別のシートが立ち上がる▶︎フィールドの設定が必要なので、
フィールドで、集計したい『日付』と『販売店』と『金額』にレ点にチェックを入れて
ドラッグ&ペーストで、『日付』を行フィールドに、『販売店』を列フィールドに、『金額』を値フィールドに入れると、上図右側のような表が出来上がる。 - プレゼン資料などに使うなら、必要に応じて、表を加工する。
7.グラフ
プレゼン資料などで、集計した数値の傾向を把握してもらうために使用します。
上記を例として、自社と競合3社を含む4社の売上推移を折れ線グラフで表現するため
- 集計する表を用意する
- 上部『挿入タブ』にある各種グラフから『折れ線グラフ』を選択
- 各種設定を入れると、ひな形が出来上がる
- プレゼン資料などに使うなら、必要に応じて、グラフを加工する。
おすすめの書籍
できるYouTuber式 Excel現場の教科書
おすすめはこの書籍一択だと思います。
筆者は、元伊藤忠商事経理部を経て、現在はYouTuber【登録者数5.7万人(2020年4月現在)】をされている方で、実務視点で書かれています。
書籍の弱点である実際の操作法が習得しがたい分を、『書籍×動画』で補っていて、他の購入者の評価も非常に高いです。Excel職人を目指すのではなく、働き方を変えるのに良い書籍です。
正直に言うと、この書籍を読むなら、自分の投稿内容を見る必要はないです。某転職サイトの登録上で、習得Excelのスキルのチェック項目があるので、その項目を抜粋して、さわりだけを説明したにすぎないです。恥ずかしくなるので、この書籍を購入された方は、この投稿の記憶を消してください。ふ〜っ。
自分は普段、書籍はKindleで買って、外出中はiPhoneアプリ、家ではMacアプリで見ていることが多いです。ただ、この書籍の場合、YouTubeと書籍を同時に見たほうが良いので、紙媒体のほうが良いかなと感じていますが、購入スタイルは皆さんのスタイルで良いと思います。
自分も一から勉強しないと…