企業分析 資産運用

【企業分析】情報・通信/配信インフラ/Jストリーム(4308)

2020年12月21日

 

気になる企業の決算説明資料で考察!

金融目線というよりは、打ち手がおもしろいかという個人的視点で見て、振り返りができる勘弁的なメモになるようにしたいと思っています。

参考資料として…

  • 企業ホームページならびに決算説明資料
  • 直近四半期実績の出典として『Kabtan
  • 直近データリンク先として『バフェット ・コード

を利用しています。感謝です。

 

↓今回の企業は8月の記事でふれています

【投資分析】日本経済の予言本を読んでみた!デジタルショック?

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気になる企業

出典:企業HP 製品情報ページ(https://www.stream.co.jp/

動画配信インフラ提供の最王手。ITアウトソーシングサービスと手がけるトランスコスモスの子会社。

競合状況

動画配信”サービスを軸に…

  • 医療向け動画配信
  • バーチャル株主総会
  • オンライン教育 など…

複数の支援サービスを手掛けている

 

⬇️上記に関連する注目企業は…

  1. ブイキューブ(3681)Web会議が主力。複数の事業で競合
    https://www.buffett-code.com/company/3681/
  2. ベクトル(6058)総合PR会社。複数の事業で競合
    https://www.buffett-code.com/company/6058/
  3. パイプドHD(3919)データ管理が主力。ソリューションサービスで同社と連携
    https://www.buffett-code.com/company/3919/
  4. メドピア(6095)医療向け動画配信サービスで同社と連携(”medパス”)
    https://www.buffett-code.com/company/6095/
  5. ケアネット(2150)医療向け動画配信サービスで競合(”CareNet”)
    https://www.buffett-code.com/company/2150/
  6. フューチャー(4722)ITコンサルが主力。バーチャル株主総会で競合
    https://www.buffett-code.com/company/4722/
  7. クシム(2345)eラーニングシステムが主力。オンライン教育で競合
    https://www.buffett-code.com/company/2345/

上記より以下を比較対象として選択。

  1. ブイキューブ(インフラ構築面で複数事業が競合)
  2. ケアネット(医療向け動画配信プラットフォームを展開)

 

興味深い

医療情報業界は、まるで三国志のようなガチンコ勝負がおもしろい!

  • 【王者】 エムスリー(ドコモ、LINEなど複数の大手と連携)
  • 【対抗】 リクルートHD ✖︎ メドピア  連合
  • 【台頭】 ケアネット ✖︎ MDV 連合(ブイキューブが連携)
    メドレーMRTなどの勢力による群雄割拠時代!

↓”遠隔医療”関連ではMRTをとりあげています

【企業分析】サービス業/医療情報プラットフォーム/MRT(6034)

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直近の業績

直近の四半期実績は…

⬇️Jストリーム https://kabutan.jp/stock/finance?code=4308

⬇️ブイキューブ https://kabutan.jp/stock/finance?code=3681

⬇️ケアネット https://kabutan.jp/stock/finance?code=2150

出典:Kabutan決算情報

Jストリームは主力の医療向けが需要伸長によって大幅な増収増益。売上の伸長に対し、売上原価、販管費の増加を抑制して営業利益率が大きく上昇させるの黄金パターン。

ブイキューブも不安定な業績推移も改善されて、着実に業績を積み上げている。好調要因はJストリーム同様に製薬会社などの医療向けWeb講演会の急増などが挙げられる。今は競争段階ではなく需要を未だ未だ取り込む時期なので今期は安泰。来期の流れに注目が集まる。

ケアネットは絶好調で3Qの実績は予想以上。特に3Qの営業利益率は異常値。四季報の推し効果で注目集まって出来高の上昇。急激な株価の騰落もあって短期は難しいがホールド組の方々は大きく利益をあげているのでは?

高騰する医療費抑制のために薬価改正が進む中、製薬会社の改革も待ったなしの状態。製薬会社に対するDX支援の大きな需要が生まれており、医療向けDX支援事業を展開する企業は総じて追い風。コロナ禍による医療崩壊の問題が挙げられる中、本丸の医療施設に大きく入り込む企業はどこなのか注目が集まる。

 

出典:バフェット ・コード_企業ページ(12月18日時点)

8月の記事でふれた時は株価3,400円前後。3,500円を支持線として4,500円との間を推移。10月末の2Q決算前の上方修正で大きく株価も上昇し一時は株価6,400円を超過。その後は一段高となる株価4,500円〜6,000円の間で推移。

現状株価は今期の上方修正分を織り込んでいるので、もう一段上に行くには新しい材料がほしいところ…しばらくは現状のレンジをボックスで推移しそう…

 

 

今後の見通し

2021年3月期 第2四半期決算説明会資料”を見てみると…

出典:2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 2・3頁

想定通りの上方修正。利益率の改善度合いは想定以上だが、同業他社もあわせて一定の設備投資がすめば大きく利益を回収できる事業特性といったところか…

コロナ禍の終息が見えない中、しばらくは需要増は進むだろうが、ワクチンに効果が出てきた場合、現状回帰による成長鈍化も見え隠れするので、大勝ちできるかは未だわからない。

 

出典:2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 11・12頁

医療系会社と言っていいぐらい業種別における”医薬医療製造・卸”向けの構成比が膨大している。逆に教育向けが思ったより伸びていない。得意不得意はあるだろうが、規模が大きくお金が多く流れている業界をおさえており、優先順位の付け方は間違っていないと思う。

 

出典:2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 17・19頁

一番興味深いのは、製薬業界特化型クラウドCRMVeeca CRM」との連携。医師の需要を取り込むのは製薬会社の最優先戦略。製薬業界は、意外と体育会系のノリでガツガツ営業する方が多いが、経営環境が厳しくリストラが進行する中、人海戦術は今後は無理になってくる。CRMって浸透するまで時間がかかるし、使いこなせる方は少ないけど、科学的に行動しないと生産性は上がらない。

個人的な興味は「擬似ライブ配信機能」。コンテンツ部分は録画配信でコミュニケーションはリアルタイムで実行する”ライブ配信”と”オンデマンド配信”のいいとこ取りした機能。めっちゃ便利な機能で、ウェビナーのほとんどが”擬似ライブ配信”になるだろうと予想…経験上の私見!

 

出典:2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 30・31頁

(個人的にはエムスリーのデータと使っていて驚き!)

製薬会社における営業コストの91%が”MR関連費用”。需要に対する打ち手は間違いない!あとは他社との競争に勝てるモデルと作り上げるかってことかな…

 

ふりかえりとして…

10月末の上方修正で株価も一段高。ホルダーにとって一旦利確するには良い時期だと思うが、さらにホールドするには2021年以降の環境変化を読まないといけない…

ワクチン報道が出るたびに株価を下げており、ワクチン効果と相関関係にあるのは間違いない。ただし、攻め所がレッドオーシャンになるのは未だ先であり、業績拡大はしばらく見込めると予想…

2本目の柱が育ってくると投資しやすくなるんだけどな…

 

↓8月の記事で”5G”関連企業としてふれています。

【投資分析】日本経済の予言本を読んでみた!デジタルショック?

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