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【投資分析】日本経済の予言本を読んでみた!デジタルショック?

2020年8月10日

 

「日本経済は今後どうなるんだろう」って不安になりませんか。

この記事は、その日本経済の有識者などの見解を元に、投資先を連想する内容です。

厳しい業界もありますが、追い風の業界もたくさんあります。

ポジティブに、シンプルに、可能性を探ります!

今回は以下の本より、単純連想します。(全7記事のうち、第7弾目)

 

日本経済 予言の書

本著で書かれている2020年代に訪れる7つのショック

  1. アフターコロナ ショック
  2. トヨタショック
  3. 気候災害ショック
  4. アマゾンエフェクト
  5. 人口ピラミッドの崩壊
  6. ポピュリズムショック
  7. デジタルショック

を軸に日本経済の行方について予言を書かれています。

その予言を深ぼって悲観的になるのではなく、その予言から連想される業界を分析するきっかけにしようと思います。連想によって本著内容から大きく外れていきますが、それが狙いなのでご容赦ください。

予言の詳細を知りたい方は本著を買って読んでください。

今回も銘柄実績を見るためのリンク先には『バフェット・コード』を利用しています。感謝!

 

 

本著の予言7『デジタルショック?』

本著でも書かれているアフターコロナの現実…

結果的に先進国の中で中国が比較的被害が少ないという状況になっている…

それも、経済面で一番被害は少なく、一番立ち直るのが中国…

具体的には…

世界の先進国が中国の良いところを取り入れる動きが2020年代を通じて起きると予測…

デジタルチャイナという考え方…

中国政府が行なっているITを通じた経済発展と監視社会化…

新しい時代の社会モデルとして優れているという評価…

デジタルチャイナが進んだことで…

以前の中国ではビジネスでも政治でも気を抜けない…他人をだましたり出し抜くことが横行していたが…周囲の中国人がみないい人になっていった…

転機になったのは、すべての中国人がITでその信用度をレーティングされるようになって…信用度が下がると損をすることがわかったこと…

デジタルチャイナの事例として…

都市部に設置された莫大の数のカメラと、そのビッグデータを処理できるAIの出現で、さらに細かく社会をコントロールできるようになった。

行動履歴からQRコードが赤黄緑で表示され、コロナリスクの少ない緑の人しか市内を自由に移動できなくなった…それくらい監視が進んでいる…

コントロール力を武器に…ITを武器とした国家の近代化を進めて…

  • 道路渋滞をAIがコントロール
  • ゴビ砂漠に建設された巨大太陽光発電所から超高圧送電線網で電力が上海への送られる
  • 渋滞が激しい都市では富裕層は1人乗りドローンで空を行き来する

IT先進国として世界をリードしていく。

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プライバシーの部分で賛同しかねる部分はあるが…

  • 犯罪の撲滅
  • SNSなそによる誹謗中傷の抑制
  • 渋滞の緩和

などは、どの国にとっても課題であり、改善する需要は高いとみる。

いずれにしても、コロナウィルスによって新常態へと時代が進んだ今、デジタル化への道は一方通行であることは言うまでもない。

 

 

デジタル化していく時代

トレンドで言えば『DX(Digital transformation)

DX』で連想するキーワードは、『AI』『IoT』『ビッグデータ』『クラウド』『AR/VR」など挙げればキリはないが、本命である『5G』をもっと掘り下げてみる。

5G』で連想するキーワードは…

  1. 通信キャリア
  2. 基地局・ローカル5G
  3. 関連機器(半導体、電子部品等)

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通信キャリア』銘柄は…

  1. NTTドコモ(9437)※『docomo
    https://www.buffett-code.com/company/9613/
  2. KDDI(9433)※『au
    https://www.buffett-code.com/company/9433/
  3. ソフトバンク(9434)※『SoftBank
    https://www.buffett-code.com/company/9434/
  4. 楽天(4755)※『Rakuten Mobile
    https://www.buffett-code.com/company/4755/

引用元:バフェット・コード 企業概要より

格安スマホの参入で、対策不足の王者『NTTドコモ』が減収減益で株価も停滞気味。『KDDI』の”UQ mobile”の事業統合で”au”との相乗効果により、『ファーストリテイリング』の”UNIQLO”と”gu”との関係のように違うに、客層を幅広く狙いにいく戦略。『楽天』の本格参入も楽しみ。

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基地局・ローカル5G』で連想する銘柄は…

  1. コムシスHD(1721)通信工事最大手。
    https://www.buffett-code.com/company/1721/
  2. 協和エクシオ(1951)通信工事大手。
    https://www.buffett-code.com/company/1951/
  3. ミライト・HD(1417)通信工事大手。
    https://www.buffett-code.com/company/1417/
  4. JTOWER(4485)屋外通信タワーのシェアリング。ローカル5G強化。
    https://www.buffett-code.com/company/4485/
  5. インターネットイニシアチブ(3774)ローカル5Gに参入。
    https://www.buffett-code.com/company/3774/
  6. ネクストジェン(3842)協和エクシオとローカル5Gで協業。
    https://www.buffett-code.com/company/3842/
  7. TDCソフト(4687)ローカル5Gに参入。
    https://www.buffett-code.com/company/4687/
  8. アンリツ(6754)通信機器大手。電子計測器に強み。
    https://www.buffett-code.com/company/6754/
  9. アルチザネットワークス(6778)通信計測器開発。
    https://www.buffett-code.com/company/6778/
  10. santec(6777)光測定器・光部品関連。5Gで注目。
    https://www.buffett-code.com/company/6777/

引用元:バフェット・コード 企業概要より

santec』は昨年から利益が伸びてきており、直近の1Q決算も絶好調。『アンリツ』は一定の株価まできているが、『santec』はまだ上昇の余地があるように思える。

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5G関連機器』で連想する銘柄は…

  1. 村田製作所(6981)電子部品大手。5G向け部品で圧倒的シェア。
    https://www.buffett-code.com/company/6981/
  2. TDK(6762)電子機器製造。基地局部品も強化。
    https://www.buffett-code.com/company/6762/
  3. 太陽誘電(6976)電子機器製造。積層セラミックコンデンサで強み。
    https://www.buffett-code.com/company/6976/
  4. アドバンテスト(6857)半導体検査装置大手。
    https://www.buffett-code.com/company/6857/
  5. レーザーテック(6920)半導体の欠陥検査装置。
    https://www.buffett-code.com/company/6920/
  6. ホロン(7748)半導体検査装置製造。電子ビーム技術に強み。
    https://www.buffett-code.com/company/7748/
  7. オルガノ(6368)水処理装置の製造販売。
    https://www.buffett-code.com/company/6368/
  8. 野村マイクロ・サイエンス(6254)超純水装置に強み。
    https://www.buffett-code.com/company/6254/
  9. 日本電子材料(6855)半導体部品製造。検査部品ブローブカードが高いシェア。
    https://www.buffett-code.com/company/6855/
  10. フェローテックHD(6890)半導体関連製造。真空シールで高いシェア。
    https://www.buffett-code.com/company/6890/

引用元:バフェット・コード 企業概要より

半導体関連は昨年から大きく株価が上昇しているが、出遅れ銘柄はまだあるように思われる。『野村マイクロ・サイエンス』や『日本電子材料』などの業績の伸び次第では大きく化けそうな勢いがある。

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5G』によって…

  1. 高速大容量
  2. 低遅延
  3. 多接続

が実現されて、新しいビジネスやサービスが生まれている。例としてあげるなら『xR』…

xR(Cross Reality)』は以下の総称で…

  1. VR(Virtual reality=仮想現実)▶︎主にゲーム業界で発展
  2. AR(Augmented Reality=拡張現実)▶︎主にナビなどに応用
  3. MR(Mixed Reality=複合現実)▶︎主に遠隔医療等で活用

『VR』などは2016年頃にピークにダウントレンドであったが、5Gによって実現できる内容が増えており、再び注目されている。『xR関連』で連想する銘柄は…

  1. クリーク・アンド・リバー社(4763)クリエイターのエージェント事業。VR強化。
    https://www.buffett-code.com/company/4763/
  2. サイバネットシステム(4312)ソフトウェア開発。AR/VR開発。
    https://www.buffett-code.com/company/4312/
  3. gumi(3903)オンラインゲーム開発。VR領域の投資育成。
    https://www.buffett-code.com/company/3903/
  4. エムアップHD(3661)子会社がVRコンテンツのプラットフォーム『VR MODE』設立
    https://www.buffett-code.com/company/3661/
  5. Jストリーム(4308)Web配信事業。『VR MODE』のインフラ支援。
    https://www.buffett-code.com/company/4308/
  6. カヤック(3904)Web制作。VR事業の積極参入。
    https://www.buffett-code.com/company/3904/
  7. グレイステクノロジー(6541)MR利用のAIマニュアル『GRACE VISION』展開。
    https://www.buffett-code.com/company/6541/
  8. HEROZ(4382)AI技術提供。MR開発企業へ出資。
    https://www.buffett-code.com/company/4382/

引用元:バフェット・コード 企業概要より

5Gによって大きく化ける可能性を秘めた業界。どの企業にもチャンスはあるが、本物として成長し続ける企業の見定めが重要。ビジネスモデルと今後の戦略次第かなと…

 

 

デジタル化の未来

デジタル化で、米国のGAFAMに対抗できうる企業を輩出する中国。

研究費用は既に米国を抜いており、今後10年の新しいビジネスは中国発信が増えそうだ。

上記を読んでいると、中国の成長は想像を遥かに超えている。

今の日本には失われている”パッション”があり、刺激的である。羨ましい…

製造業に依存してきた日本だけど、中国に負けないサービス企業の台頭が望まれる!

 

予言の根拠詳細を知りたい方は、本を購入して読んでくださいね。

 

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